会長あいさつ

第54年度スローガン

『初心を大切にして経営にのぞもう』            

        

 

 

   一般社団法人 大垣青年重役会
    第54年度会長 近沢 正

 

 

 

 

 一般社団法人 大垣青年重役会は、昭和41年9月に誕生以来、経営者及び管理者としての研修を重視し、人格と知性を高め、自己の職業を通じて社会公共に貢献する事を目的として研修を積んで参りました。平成の30余年を経て、年号も新たに令和となった今年、ここに第54年度を迎えることができました。これもひとえに、各界の方々の温かいご指導とご支援、また、諸先輩方や会員の皆様の会に対する情熱とご協力の賜であると、心より深く感謝申し上げます。第54年度会長を拝命するにあたり、大垣青年重役会の歴史と伝統を振り返りますと、その責任の重さに身が引き締まる思いです。会長と言う責務を負った私自身も、今一度入会した頃を思い出し一歩一歩まっすぐに歩み続け、次年度へと着実に紡いでまいります。

 今年度のスローガンに入れさせていただいた「初心」とは、始めた頃の気持ちや志、すなわち「初志」ではなく、芸の未熟さ、つまり「初心者の頃のみっともなさ」を意味します。ある程度の経験や実績を積み重ねる各段階において、この初心を忘れてはなりません。若い頃の未熟な状態から抜け出した後も時折、初心者の頃の未熟さを思い出すことにより、そこから向上した今の状態を正しく認識することができ、さらに精進することができるのです。

 ここで輿論(よろん)と世論(せろん)の言葉の違いに触れさせていただきます。輿論とは公的な意見、世論とは大衆的な気分を指す言葉であり、かつてはこれらをしっかりと区別していました。しかし、輿論が世論に駆逐されてしまった現代において、自己の能力への謙虚さをもたない意見が世論の後押しで独断となってしまう事への危機感を強く覚えます。人間は不完全なものとして直視し、不完全さを謙虚に受け止められる人間性を育むことが求められます。さらには、自己の能力への過信が存在すると、議論を軽視することに繋がります。自己は間違いをおかすものという謙虚さ持ち、議論を尊重し討議を重視することが大切です。

 今年度のスローガン「初心を大切にして経営にのぞもう」にある「初心」の傍らに常に「謙虚」さを意識しながら研修に励み、末には各々が次のステージに上がれる事を目指します。諸先輩をはじめ会員の皆様のご支援、ご鞭撻を賜ります様、よろしくお願い申し上げます。